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【2017年】アジア〜北米トレード概要【速報版】
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2017年のアジア〜北米間のコンテナ貨物取扱量が発表されました。往航は、17年の累計で1642.2万TEUと4年連続で過去最高を更新しました。2月と12月を除く全月で前年を上回るなど、年間を通じて安定した荷動きを維持しました。
国別では、中国の1064.1万TEU(5.6%増)と最高を記録しました。ベトナムも106.9万TEU(16.9%)と過去最高を記録し、初の年間100万TEU越えになりました。品目別では、住宅関連貨物や電気機器が荷動きをけん引しました。
復航は、日本(0.2%増)、韓国(2.0%増)、台湾(3.4%増)、インド(5.5%増)などが増加したものの、中国への貨物が減少し(3.8%減)、累計679.6万TEU(0.3%減)にとどまりました。
ただ、往航の貨物量が増加したのの、復航貨物量は減少しておりく往航貨物量の約41%に留まり、貨物量のアンバランスは昨年よりも悪化しています。現状、北米トレードは好調と言われていますが、こういった片荷の状況は船会社にとって好ましくなく、復航(アジア向け)貨物の増加を期待したいところです。
往航:荷動き(TEU) |
往航:前年比(%) |
復航:荷動き(TEU) |
復航:前年比(%) |
|
|---|---|---|---|---|
1月 |
1,350,484 |
3.8 |
552,845 |
11.5 |
2月 |
1,178,810 |
▲7.5 |
583,325 |
6.6 |
3月 |
1,167,316 |
14.5 |
623,462 |
9.7 |
4月 |
1,309,361 |
10.9 |
549,129 |
▲3.8 |
5月 |
1,447,763 |
11.1 |
579,094 |
0.6 |
6月 |
1,380,758 |
3.6 |
559,254 |
0.5 |
7月 |
1,445,555 |
7.3 |
504,541 |
▲12.5 |
8月 |
1,551,506 |
6.6 |
539,861 |
▲8.1 |
9月 |
1,412,959 |
6.3 |
523,540 |
▲7.4 |
10月 |
1,475,188 |
5.7 |
570,704 |
▲1.7 |
11月 |
1,417,245 |
6.2 |
596,003 |
▲3.2 |
12月 |
1,284,660 |
▲1.9 |
613,995 |
6.9 |
合計 |
16,421,606 |
5.4 |
6,795,754 |
▲0.3 |
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